英語を中学レベルから早稲田レベルに上げるためには?参考書を絞るべし!

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中学レベルの英単語と文法も自信がない……。これで受験に間に合うの?
中学英語・高校英語の基礎項目をマスターするのが鍵!最初の数か月で理解するのが大切
知識を覚えているのと使えるのとは話が別!過去問を使って知識を使えるものへ
まとめ

「中学校から勉強し始めた英語が本当に苦手!英単語全然覚えられない!文法しっかり勉強しても長文になったら全然読めない!!!」このように英語に苦手意識を持っている方は多いと思います。そのうえ英語は文系理系、センター二次試験ともに、多くの場合必要となる科目で、避けるわけにはいきません。そんな大事な英語はどのように勉強していけばよいのでしょうか?

今回は高3の6月から本格的に勉強を始め、結果的に早稲田大学教育学部の合格を勝ち取ったMさんの、英語勉強法をご紹介します。

中学レベルの英単語と文法も自信がない……。これで受験に間に合うの

この記事をお読みの方の中には部活を頑張っていた方も多いと思います。Mさんも高校三年生の5月まで部活をしていました。本格的に受験勉強を始めた時点で、Mさんの英語レベルは中学英語の内容すら怪しい程度。課題は山積していました。例えば、知っている英単語の量が圧倒的に少ない状況でした。

これでは英文読解がおぼつかなくなるのは勿論ですし、英作文でもかなり困ったことになるのが予想されます。さらに文法についても中学レベルのものがおぼつかない状態でした。これでは二次試験どころか共通テストの英語でも困難にぶちあたってしまいます。やっと時間ができた6月、Mさんは英語に力を入れてなんとかせねばと、決意しました。

中学英語・高校英語の基礎項目をマスターするのが鍵!最初の数か月で理解するのが大切

Mさんはプライドを捨て、中学英単語と高校英語の基本的な事項からしっかりと取り組むことに決めました。中学の内容から始めるのは一見回り道のようですが、実は理にかなっています。例えば、センター英語の前半には文法問題が出ます。

その文法問題ですが、実は中学英語の内容をしっかりと理解していれば解けるものも多いです。中学英語の文法が分かっていないことでそれを落としてしまうのは痛いと思いませんか?中学英語文法があやしいことで、高校英語の文法の習得に手間取る可能性があるのは言うまでもありません。また、頭にある程度は記憶があるであろう中学英語の内容をまず仕上げることによりペースがつかみやすくなるというメリットもあります。

そんなわけで彼女が選んだ参考書は『システム英単語』『速読英熟語』『Next Stage』『入門英文解釈の技術70』でした。中学英語を手早く澄ませてから、英単語を何度も反復、英単語と並行して文法を固めていきました。9月には高校の基本的な文法・英単語のみならず、英文読解の問題集すら完成させてしまいました。

知識を覚えているのと使えるのとは話が別!過去問を使って知識を使えるものへ

これまでの勉強ぶりを見て「彼女の勉強ぶりはすさまじいな。さてはすぐに結果が出たのだろう。」このように思った方は少なくないと思います。しかし、話はそう甘くありませんでした。

8月から日大レベルの英文読解にも取り組んできた彼女は10月の最初の週に日大レベルのテストを受験しました。しかし、残念ながら知識を生かしきれず残念な結果となってしまいました。それでつらい思いをしながらも彼女は今までの問題集、そして過去問を解き続けました。その結果、10月末には日大レベルのテストを十分にこなせるようになりました。

ここで注目したいのは、彼女が標準的な英文読解の練習を済ませてから実際に結果が出るまで1か月かかっているということです。知識が頭の中にあるだけという状態から使えるようになる状態に持っていくまで、時間がかかるのでしょう。となると、このことを踏まえて勉強計画は立てるべきだし、逆に結果が出なくても焦りは禁物だということが分かりますね。

英語が苦手な方の場合、基本的な英単語、英文法、英文読解を済ませた時点で時間が足りなくなってくることが考えられます。Mさんの場合もそうで11月にはMARCHレベルの過去問を、そのレベル帯の問題集に取り組まずに始めました。一見こわい戦略かもしれませんが、今持っている知識を最大限に利用できるようにするうえでは理にかなっています。Mさんはこの戦略をとることによってなんと12月には早稲田の過去問でも確実に点を取れるようになりました。

まとめ

以上、中学英語ですら苦手意識を持っていたMさんがどのようにして早稲田大学の英語を解けるようになったのかご紹介しました。一見遠回りに見えるようでも手早く基本的な内容を終わらせ、その後ステップアップしていくのが良さそうです。とはいえ、頭にいったん知識が入っても、それをすぐに使えるようになるとは限りません。自分の身になるためにはそれなりの演習が必要です。実力がちゃんとつくまでのタイムラグがあることを覚えておいてくださいね。

また、参考書の使い方にも注意が必要みたいです。時間がない場合には参考書の数を絞り、今までの参考書を完璧にする、過去問で知識を固めるという方針が有効であることを覚えておいてください。

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